Hiba Kitchen 公式サイトをオープンしました
青森の作り手と東京の企画が結んで、青森ヒバの台所道具を毎日のキッチンへ。本日、Hiba Kitchen の公式サイトを公開しました。
本日、Hiba Kitchen の公式サイト(hibakitchen.com)を公開いたしました。
私たちは、青森ヒバ(ヒノキアスナロ)という日本三大美林のひとつに数えられる木を、もう一度、毎日の台所の道具として届けたいと考えています。
ブランドの背景
Hiba Kitchen は、青森の木材店・建築設計事務所と、東京の企画会社という、ふたつの異なる手による協業から生まれました。
青森の檜屋木材店(1952年創業)は、半世紀以上にわたって青森ヒバを扱い、ヒバ造の家を設計してきた一級建築士事務所でもあります。「ヒバ造の家に合う、ヒバ製のキッチン用品を」という発想が、このブランドの最初の種でした。
東京のクイックアップス株式会社は、地元青森での製造と、東京からのプロダクト発信を結ぶ役割を担います。素材を知り尽くした青森の現場の知見と、毎日の生活に届けるブランドの仕事。そのふたつが重なってはじめて、長く付き合える道具のかたちが見えてきます。
なぜ、青森ヒバなのか
青森ヒバは、植林では育てられない木です。スギやヒノキのように人の手で殖やすことができず、山に自然に落ちた種から、ゆっくりと200年かけて一本が育ちます。残された蓄積量のおよそ8割が、津軽・下北の両半島を中心とする青森県に集まる、地域固有の樹種でもあります。
心材に蓄えられた芳香成分ヒノキチオールは、日本のヒノキにはほとんど含まれない、ヒノキ科のごく一部の木だけが持つ希少な成分です。木材腐朽菌への耐朽度試験では主要10樹種中の最高評価を獲得し、宮崎大学のシロアリ食害試験でもほぼ被害が確認されなかった一群でした。1989年には、食品を扱える成分として既存添加物名簿にも収載されています。
千年前の中尊寺金色堂を支え、弘前城の楼門を支え、北陸では「アテ」と呼ばれて輪島塗の素地に400年使われてきた、その木。素材そのものが持つ力で、化学処理に頼らずに長く清潔に使える。それが青森ヒバの強さです。
これから扱うもの
まずは、地元青森で一枚ずつ手仕上げした「天然青森ヒバ まな板(集成材 39×24×2cm)」の販売準備を進めています。来週には Amazon でのお取り扱いを開始する予定です。
その先には、二百年かけて育った一本から、継ぎ目のない一枚板で仕立てる特別なまな板も控えています。資源の希少性と良材の歩留まりの都合から、こちらは少量ずつのご案内となる予定です。
そして、青森ヒバの心材から抽出した精油(ヒバ油)も、続いて準備中です。
毎日の台所に、200年の森を、ひと振り分ずつ。長くお付き合いいただけたら嬉しく思います。
— Hiba Kitchen